AI性的画像で59人被害、高校が沈黙を正当化

リスク画像米国学校

事件と刑事処分

同級生59人のAI性的画像
児童性的虐待59件の自認
保護観察と奉仕60時間の処分

学校側の反論

校内共有の記載なしとの反論
刑事責任は生徒のみとの主張
訴え却下を求める申し立て

残る法的リスク

幇助責任をめぐる判例の分裂
支援不足による精神的苦痛の訴え
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米国の高校LCDSが、同校の男子生徒らが同級生の女子59人のAI性的画像を作成した問題をめぐり、被害者側の訴えを退けるよう裁判所に申し立てました。学校側は、画像の作成や共有に校内の設備や通信回線が使われたという主張は訴状にないとして、刑事責任を負うのは生徒だけだと反論しています。米ニュースサイトのArs Technicaが7月31日に報じました。

画像を作成した男子生徒らは、児童への性的虐待59件を認めています。地元紙Lancaster Onlineによると、処分は保護観察と各60時間の社会奉仕活動でした。学校側は民事でも責任は生徒だけにあると主張しますが、この自認を裁判所が考慮するのは確実で、主張が通るかは不透明です。

学校側の弁護士は、訴状が示すLCDSとの唯一の接点は加害生徒と被害生徒が同じ学校に通っていたことだけで、それでは訴えを維持できないと述べています。校内や授業時間中、あるいは学校の機材や回線を使って画像が共有されたという記述は訴状にない、というのがその根拠です。

ただ、申し立て自体が、すべての要求が認められるとは限らないことを示しています。幇助の責任について判例は割れているとされ、判断次第では過失の一部で学校が責任を問われる余地が残ります。学校側は、画像の存在を知っていたことも拡散を意図的に助けたことも被害者側は立証できないと重ねて主張しています。

被害者側は、寄せられた通報の内容が州法と連邦法の下で児童性的虐待にあたる行為を示していたと訴えています。画像が実在すると判明した後も、学校が十分な支援やカウンセリング、相談先を提供しなかったとして、精神的苦痛を与えた責任も問うています。生成AIによる被害に学校はどこまで責任を負うのか、この訴訟はその線引きを問うことになります。