Devin開発のCognition、400億ドル評価で調達交渉

調達交渉の中身

評価額400億ドル規模
前回は260億ドル評価

成長の裏付け

年換算収益10億ドル視野
5月時点は4億9200万ドル
企業利用が月50%増

Devinの立ち位置

人間の代替ではない路線
旧システム刷新や移行が中心
顧客にNASAや金融大手
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AIコーディングエージェントDevin」を開発する米Cognitionが、新たな資金調達に向けて投資家と交渉していると、Bloombergが12日に報じました。同社は5月に260億ドルの評価額で10億ドルを調達したばかりで、今回は400億ドル超の評価が見込まれています。背景には年換算収益が10億ドルに達するとの見通しがあります。

成長の速さは数字にも表れています。5月の前回調達時、同社のScott Wu氏はTechCrunchに対し、年換算収益が4億9200万ドルに達したと明かしました。さらに企業顧客によるDevinの利用は、直前の6カ月間にわたって月次で50%増え続けていたといいます。

Wu氏はDevinを人間の置き換えとして売っているわけではないと説明しています。実際に任されるのは、古いソフトウェアを最新化する作業や、あるプラットフォームから別のプラットフォームへアプリを移す作業など、技術者が敬遠しがちな地道な仕事が中心です。こうした住み分けが、企業への浸透を後押ししているとみられます。

顧客にはMercedes-BenzやNASA、Goldman Sachsといった大組織が名を連ねます。品質要求や安全要件の厳しい現場で採用が進んでいることは、コーディングエージェントが試験導入の段階を越え、日常業務に組み込まれ始めたことを示しています。

一方で、3カ月で評価額が1.5倍を超える計算になる今回の交渉は、AI開発ツール分野への資金流入の強さも映しています。交渉はあくまで報道ベースであり、条件が確定したわけではありません。導入を検討する企業には、評価額の大きさよりも自社での実効性を見極める姿勢が求められそうです。