Groqが3.5億ドル調達、AIインフラ企業へ転換
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AIインフラ企業Groqは8月17日、3.5億ドルの新規資金調達を発表しました。今回の調達は投資会社Disruptiveが主導し、Nvidiaも参加する見通しです。評価額は今回の調達を反映して35億ドルとなり、AIチップメーカーからGPUを活用したネオクラウド事業者への転換をさらに加速させる狙いがあります。
Groqはこれまで独自開発の推論用チップLPUでNvidiaに対抗してきました。しかし2025年12月、創業者兼CEOのJonathan Ross氏ら幹部がNvidiaに移籍し、Groqは200億ドル規模のライセンス契約を締結しました。これを機に同社はNvidia製システムを運用するクラウド・データセンター事業者へと路線を転換し、6月には6.5億ドルを調達して転換を本格化させました。
現在Groqは北米、欧州、中東、アジア太平洋の13拠点でデータセンターを運営し、600万人を超える開発者や企業に推論サービスを提供しています。新たな資金は稼働容量を2027年までに54メガワットから200メガワット超へ拡大するために充てられる計画です。同社は中規模から大規模なNvidia製アクセラレーテッドコンピューティングクラスターの需要に応える方針を示しています。
Disruptiveの会長兼CEOを務めるAlex Davis氏は「推論はAIインフラの中で最大かつ最も重要な層になる」と述べ、Groqを世界有数の推論クラウドに育てる方針を強調しました。一方で、推論需要が拡大する中でもネオクラウド各社が十分な収益性を確保できるかは不透明です。競合のCoreWeaveは増収を続ける一方、高水準の設備投資と債務依存が投資家の懸念材料となっています。
NvidiaはCoreWeaveやLambda、Nebiusなど複数のネオクラウド企業にGPUを供給しつつ、出資も行っており、Groqも同様の関係に組み込まれる形です。Groqの財務内容は現時点で非公開のままですが、今回の転換によって同社はNvidiaのAIインフラ戦略の内側に位置付けられることになります。