Serval「Catalyst」、IT不具合を事前に自動修正

先回りで課題を自動解決

8月20日に正式提供開始
デフォルトで自動有効化
チケット化前に自動修正

モデルは差し替え可能

OpenAIAnthropicを併用
コード生成はSonnet/Opusが優位
ServiceNow等と競合激化

導入企業の成果

Rampで作業50%高速化
評価額10億ドルに到達
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米ITサービス管理スタートアップServalは8月20日、企業の業務自動化を担うAIエージェント「Catalyst」を正式に提供開始し、全顧客組織でデフォルト有効化したと発表しました。Catalystは管理者に代わり、チケット履歴や業務手順書を分析して自動化ワークフローを立案するほか、問題が起票される前に修正案を提示する常駐エージェントも生成します。

Catalystは管理者向けの「スーパーエージェント」として、チケット履歴や自然言語の指示から繰り返し発生する作業を特定し、ワークフローやアクセス権限ポリシー、ダッシュボードなどを自動生成します。生成されるコードはTypeScriptベースで、承認や実行権限の制御を管理者が設定できる仕組みです。

Servalはさらに、複数システムを常時監視して問題の予兆を検知し、修正案を提案する背景エージェントもCatalystで構築しています。ある事例では2拠点のネットワーク障害の原因をスイッチ情報やDHCPデータから特定し、設定ドリフトへの対処案を自動生成しました。CEOのJake Stauch氏は「今後は従業員が申請する前にAIが行動する時代になる」と述べています。

基盤モデルにはOpenAIAnthropicの両モデルを併用し、用途に応じて使い分ける方針です。対話や関数呼び出しはOpenAIのGPT系、コード生成はAnthropicSonnetOpusが高い性能を示しているといいます。ServiceNowの「Build Agent」やAtlassianの「Rovo」など競合各社も同様の自動化機能を強化しており、競争は激しさを増しています。

経費管理サービスのRampはCatalyst導入でワークフロー構築を50%高速化し、600台のノートPC交換作業で150時間を削減したといいます。Together AIはアクセス申請の95%を自動化し、Perplexityは半数以上のIT問い合わせを自動処理しています。Servalは2025年12月に評価額10億ドルでシリーズBを実施し、累計調達額は約1.27億ドルに達しました。