Anthropic、外部信託の取締役会支配を上場後も維持へ
上場後も続く支配
株式なき統治権限
業界標準への構想
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AI開発企業Anthropicは2026年9月、最大2兆ドルの評価額が見込まれる新規株式公開後も、外部組織「Long-Term Benefit Trust(LTBT)」の統治権限を維持する方針です。株式を持たないLTBTが取締役会の過半数を任免できるため、上場を検討する投資家は、商業的圧力と「人類の長期的利益」という使命を両立させる実験的な仕組みを精査する必要があります。
LTBTは、公益法人であるAnthropicの中核的な統治機構で、取締役の過半数を選任・解任できます。現在は7人の取締役のうち、Netflix共同創業者Reed Hastings氏やNovartis最高経営責任者Vas Narasimhan氏を含む4人を選定しています。
信託メンバーは最大5人の枠に対して現在3人です。議長のClinton Health Access Initiative最高経営責任者Neil Buddy Shah氏、米連邦準備制度理事会の元議長Ben Bernanke氏、Center for a New American Security最高経営責任者Richard Fontaine氏が務めています。
Anthropicの計画に近い複数の関係者によると、同社はLTBTを将来のAI統治のひな型にしようとしています。民間企業の自主基準から発展したGAAPのような業界標準を目指し、Bernanke氏の7月の起用も制度を組織化する意図の表れだと関係者の一人は説明しています。
LTBTは新しいAIモデルの公開を含む主要な企業行動について、事前通知を受けることになっています。メンバー同士で毎週会合を開き、Anthropic経営陣とも最短で隔週に協議するため、投資家にとっては財務条件だけでなく、誰が重要判断を監督するかも評価の焦点になります。