オバマ氏とトランプ氏、AI安全策で温度差
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バラク・オバマ元米大統領は2026年9月、民主党に対し、人工知能(AI)の経済的影響と安全性への懸念に対応する明確な計画を求めました。一方、ドナルド・トランプ大統領とマイク・ジョンソン下院議長は、開発を急いで制限すれば中国に競争で敗れるとして慎重姿勢を示しました。AI企業幹部が開発速度と安全評価の見直しを相次いで提案する中、米国の政策論議では安全確保と国際競争力の両立が焦点になっています。
オバマ氏は民主党の資金集め行事で、AIを党の中心課題の一つに据え、下院多数派を奪還した際には公開討議に向けた枠組みを整えるべきだと述べました。AIが民間主導で急速に進むことには危険がある一方、適切に管理すれば医薬品開発を加速し、疾病治療に役立つとの見方も示しました。下院民主党トップのハキーム・ジェフリーズ氏も、AIへの断固たる対応が必要だと同調しています。
議論の契機となったのは、Anthropicのダリオ・アモデイ最高経営責任者による、最先端AIの開発速度を調整する提案です。同氏は独立した安全評価者に主要企業やモデルへのアクセスを認め、企業間で共通の安全基準を整える案を示しました。OpenAIのサム・アルトマン氏とイーロン・マスク氏は支持を表明し、Alphabetのデミス・ハサビス氏も条件付きで賛意を示しました。
トランプ氏はアイルランドで記者団に、米国はAIで中国をリードしており、その優位を保ちたいと強調しました。安全柵を設ける余地には触れつつも、懸念を訴える動きを否定的に捉えています。ジョンソン氏も、議会が緊急に規制へ走れば中国との競争に敗れかねず、国家安全保障上の脅威になると主張しました。
今後の焦点は、独立評価や共通安全基準を、開発競争を損なわず政策にどう組み込むかです。AI事業者には、連邦議会の議論と企業主導の安全策を並行して見極める姿勢が求められます。