OpenAIなどAI大手、規制手法で温度差
出典:The Verge
詳細を読む
OpenAI、Anthropic、Google DeepMind、Microsoft、Xの経営陣は2026年9月、制御不能になる前にAI開発の速度を落とす必要性を相次いで訴えました。ただし、全社一律の規制を求めるAnthropic、政府には国際協調を期待するOpenAI、各社判断を重視するMetaで手法は割れており、業界の足並みはそろっていません。
AnthropicのDario Amodei CEOは、アメリカの先端AI企業すべてを対象にする規制が最も有効だと主張し、事故防止のため政府関係者を企業内に置く案にも言及しました。OpenAIのSam Altman CEOは、まず企業が自ら行動し、政府には国際協調を求める一方、社員に近い権限を持つ独立評価者の受け入れを約束しています。
MetaのMark Zuckerberg CEOは9月15日、適切な開発速度は各社が個別に判断すべきだと表明しました。アメリカ製モデルの公開を遅らせる政策は、海外勢との競争で同国の主導力を損なう恐れがあるとの立場です。
AI業界首脳の規制要求は新しくありません。Elon Musk氏は2017年に事後対応では手遅れになるとして先回りした規制を求め、AlphabetのSundar Pichai CEOも2020年にAI規制は必要だと訴えました。
2023年にはSam Altman氏がアメリカ議会で専門規制機関の新設を支持し、Microsoftも高リスクAIへの安全装置を法制化する案を示しました。その後は法的拘束力のない政府との合意が相次ぎましたが、カリフォルニア州では2025年、透明性、安全報告、内部告発者保護を盛り込むSB53が成立しています。