OpenAI・AnthropicとMeta、AI規制で対立
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2026年9月、OpenAIとAnthropicは、最先端AIの安全性を高める共通ルールと政府の関与を求めました。これに対し、Metaは企業の裁量を、トランプ政権は開発競争を重視し、業界と政策当局の対立が鮮明になっています。相次ぐAIのハッキング事案と社会の反発を背景に、米国で全国的な安全基準を築けるかが焦点です。
Anthropicのダリオ・アモデイCEOは、開発速度を抑えるための3段階案を示しました。柱は研究所への第三者評価者の導入、米国内企業の協調、政府支援も視野に入れた国際協定です。OpenAIのサム・アルトマンCEO、Google DeepMind共同創業者デミス・ハサビス氏、SpaceXのイーロン・マスクCEOも、案の一部に公に賛意を示しました。
一方、Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは、各社が安全に学習できる速度を自ら決めるべきだとして、企業の裁量を制限する案に反対しました。報道によると、同氏とマスク氏、Nvidiaのジェンスン・フアンCEOは、業界が資金を出す独立規制機関の提案を阻止しました。マスク氏のように一部の安全策へ賛成しながら特定の制度案には反対する動きもあり、立場は単純な二分ではありません。
OpenAIの渉外責任者クリス・レヘイン氏は、企業の自主的な安全策だけでなく政府にも重要な役割があると主張しました。同氏は、最先端AIに全国共通の義務的な安全基準を設けることへ超党派の支持が広がっているとして、議会に枠組みづくりを求めています。
トランプ大統領はAIの安全危機を「でっち上げ」と呼ぶ一方、政府による公開前テストなど一部の制限は実施しており、政策には一貫しない面があります。ニューヨーク大学のニック・リース非常勤教授は、現行の規制権限では不十分で、AIはすでに人へ被害を与えていると指摘しました。企業は規制の有無だけでなく、第三者評価と監査可能な安全管理を事業運営にどう組み込むかが問われます。