Atlassian CEO、AIでSaaS消滅論に反論
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The Vergeの9月28日インタビューで、Atlassian共同創業者兼CEOのMike Cannon-Brookes氏は、AIが企業向けSaaSを消滅させるとの見方に反論しました。AIは定型業務を自動化しても、複雑な規則や法令、人の判断を含む業務の把握には専用ソフトが必要で、同社ではMCPやCLIを使う顧客ほどJiraなどの利用と年間経常収益が伸びていると説明しました。
同氏は、AIが営業条件の確認など定型的な処理の大半を担っても、複雑な例外には人の直感と判断が残るとみています。処理量が増えるほど、誰が何をし、業務が成功しているかを企業全体で把握する必要も高まるため、Jiraのような業務基盤の役割は続くとの考えです。
Atlassianによると、MCPやCLIを使う顧客はJiraの課題数と利用席数が少なくとも5%速く増え、年間経常収益の成長率は非利用客の2倍です。MCP利用者の98%超が画面操作も併用しており、AI接続が既存製品の利用を減らすとは限らないと主張します。
同社は全研究開発の過半を、AI接続、検索、自動化、認証、統制などを各製品で共有する基盤へ振り向けています。一方で各製品には用途に合う画面が必要とし、単一製品への全面集約ではなく、FigmaやSalesforceなど他社サービスと深くつながる業務の結節点を目指します。
AIは組織にも影響し、Atlassianは3月に約10%を削減する一方、AI製品・サービスと企業営業への採用を増やし、必要な技能構成を変えました。CEOは技術者、デザイナー、製品管理者が互いの領域を担う場面は増えても、各職種は消えず、判断力と専門性がさらに重要になるとみています。
知識労働者向けブラウザDiaは、複数のSaaSにある予定、メッセージ、文書を端末上で読み、その日の優先事項を示します。CEOはチャット画面が仕事の最終形ではないとし、利用者がAIを意識せず既存の業務アプリを横断できる体験を、企業ソフトの次の接点に据えています。