Mistral、1兆パラメータLarge 4を試験公開

巨大モデルの設計

総規模1兆パラメータ
推論時は490億を稼働
4千基で約2カ月学習

公開までの工程

160超の言語に対応
重み公開は10月27日
安全検証を3週間実施

企業導入の焦点

DeepSWEで62%
自社運用と調整を想定
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フランスのAI企業Mistralは2026年10月6日、1兆パラメータのマルチモーダルモデル「Mistral Large 4(ML4)」の公開プレビューを始めました。自社の欧州データセンターで4,000基のNVIDIA Grace Blackwell GPUを使い約2カ月で一から学習し、開発者や政府機関などとの安全検証後、10月27日にモデル重みを公開する計画です。

ML4は総パラメータのうち、推論時に490億だけを使う疎な構造です。160を超える言語と画像などの入力に対応し、出力はテキストに限定されます。

Mistralの暫定評価では、長時間のソフトウェア開発能力を測るDeepSWE v1.1で62%を記録しました。ただし、最良の実行環境を使う他社モデルには上回る例があり、最終版の第三者検証前であるため、首位との主張は確定していません。

用途はコーディング、サイバー防御、金融分析、製造、半導体設計、画像内の対象特定などです。特にセキュリティ分野では、提供企業の利用制限に左右されず、組織が監査や防御用途に合わせてモデルを調整できる点を訴えています。

重みの公開後は、企業や政府が自前の基盤で運用し、データを保持しない構成や個別調整を選べる見込みです。導入判断では、10月27日以降に再現される性能に加え、コスト、統制、カスタマイズ性が閉鎖型モデルより優位かを見極める必要があります。