MIT、バイオ技術の安全保障活用を協議

国家戦略

超党派委員会が全国視察
5年で150億ドル投資提言
中国との開発競争を意識

州の防衛拠点

SHIELDに40超の組織
防衛分野で486億ドル貢献
1億ドル投資枠を審議

量産とAI

20万平方フィート施設
AI向けデータ整備を議論
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MITリンカーン研究所は2026年9月3日、米国の新興バイオテクノロジー国家安全保障委員会を迎え、マサチューセッツ州の産学官関係者とバイオ技術を国防へ生かす方策を協議しました。対象は医薬品だけでなく、耐病性作物、燃料、先端材料、製造まで広がります。委員会は地域の研究力を量産や実装につなぎ、米国の競争力と生物防衛を強める政策材料をワシントンへ持ち帰ります。

米国議会が2022年に設けた委員会は、超党派かつ上下両院の11人で構成され、バイオ技術が国家安全保障に及ぼす影響を調べています。2025年4月の報告書では、中国の積極投資に対抗して米国の主導力を保つため、5年間で最低150億ドルの連邦投資を提言しました。

マサチューセッツ州は防衛技術政策SHIELDの重点分野にバイオ技術を位置付け、2025年10月に4,700万ドルの初期投資を合わせて始動しました。州の資金を生かすBioNexusは、米陸軍向けのバイオ技術と製造手法の開発を支えます。州議会は防衛分野の設備事業に充てる1億ドルの投資枠を含む法案を審議中です。

量産面では、州中部ウースターに20万平方フィートのBioSHIELD施設を整備する計画です。共有設備や安全な実験室を提供し、初期研究と商用・防衛規模の生産の間にある壁を埋めます。MITなどの連合は協力覚書を結びましたが、設計会議は資金確保と建設に先立って始まる段階で、施設はまだ計画中です。

会合ではAIに適した高品質データの収集と共有が課題に挙がり、AIをバイオ製造や治療法へ応用する機会も議論しました。研究、企業、政府をつなぐ地域基盤を整え、技術を市場や軍事利用へ移す速度を高めることが、経済政策と安全保障に共通する狙いです。