データセンター業界、学校教材と見学会を拡大

学校広報の実態

児童向け物語教材
塗り絵や科学実験
11社・団体以上の見学会
就業機会の紹介

反発と批判

大規模建設への反発
環境・生活面の懸念
企業宣伝との批判
子どもの判断力を懸念
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データセンター企業や業界団体は2025年以降、米国各地の学校で見学会や子ども向け教材の提供を広げています。WIREDの公開情報調査では少なくとも11社・団体が生徒向け見学会を開き、業界の役割や職種を紹介しました。大規模施設の建設と電力消費への反発が強まるなか、次世代人材への訴求と地域社会の理解獲得を図る動きです。

非営利団体7x24 Exchange Internationalは、データセンターを紹介する児童向け物語や塗り絵、科学実験などを学校向けに推奨しています。同団体が設けた「国際データセンターの日」では、高校生向けのクロスワードや職業訓練情報も用意し、学校管理者への提案を呼びかけています。

業界団体AFCOMの支部は2026年5月、バージニア州ラウドン郡の37校に通う小学1年生3100人へ工作キットと業界の地域経済効果を記したカードを配布しました。学校側によると、Sabeyなどの施設見学には講演、模擬面接、インターンシップの機会も伴い、建設や工学を志す生徒向けの訪問もあります。

一方、夏に約1万人を対象としたPew Research Centerの調査では、約半数がデータセンターを環境と生活の質にとって「主に悪い」と回答しました。施設が学校に近い地域では否定的な感情が強まり、全米で建設への反対運動も起きています。

教育政策研究者のアレックス・モルナー氏は、イメージ問題を抱える産業が学校で自らの物語を伝える手法は、たばこや石油・ガスなどでも長年使われてきたと指摘します。子どもは別の情報を得て批判的に判断する力が十分ではなく、学校区や地域社会が企業の影響から守るべきだと主張しています。