大手出版社がMetaのLlama訓練を著作権侵害で集団訴訟
出典:The Verge
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Macmillan、McGraw Hill、Elsevier、Hachette、Cengageの大手出版社5社と作家Scott Turowが2026年5月5日、MetaのLlama AIモデルの訓練が「史上最大規模の著作権侵害」にあたるとして集団訴訟を提起しました。訴状によると、MetaはLibGenやAnna's Archive、Sci-Hubなどの海賊版サイトから書籍や学術論文を無断で複製し、訓練データとして使用したとされています。
原告側は具体的な証拠として、Cengageのベストセラー教科書『Calculus: Early Transcendentals』の冒頭2文をプロンプトとして入力すると、Llamaがその続きを一字一句そのまま再現する事例を提示しました。また、Common Crawlデータセットにも著作権のある作品の無断コピーが大量に含まれていると指摘しています。
AI企業に対する著作権訴訟は相次いでおり、Anthropicは2025年に15億ドルを支払って著者との集団訴訟を和解しています。Meta自体も以前から複数の訴訟を抱えており、2025年には連邦判事がMetaに有利な判決を出しましたが、その判事は「AIモデルの訓練に著作権素材を使うことが合法だという先例にはならない」と付言しました。
Metaの広報担当者は「AIは変革的なイノベーションを推進しており、裁判所は著作権素材でのAI訓練がフェアユースに該当し得ると正当に認めている」と反論し、徹底的に争う姿勢を示しました。原告側は損害賠償に加え、Llamaの訓練に使用した全著作物のリスト開示と違法行為の差し止めを求めています。