Match Group、AI投資のため採用を抑制

生産性AI活用投資

AI全社導入と費用構造

全従業員にAIツール提供
研修と活用目標の設定
ツール費用増を採用減で相殺
コスト中立の見通し

Tinderの回復兆候

月間利用者減少幅が改善
新規登録が2024年以来初の増加
第1四半期売上8.64億ドル
Z世代のアプリ離れが課題
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マッチングアプリ大手Match Groupは2026年第1四半期決算で、社内向けAIツールへの投資を拡大するため、年内の採用計画を減速させる方針を明らかにしました。CFOのSteven Bailey氏は決算説明会で「全従業員に最先端のAIツールを提供し、AI活用を前提とした企業への転換を目指す」と述べています。

同社はAIツールの導入費用を採用抑制による人件費削減で相殺し、コスト中立を維持する計画です。経営陣はAI活用による生産性向上が最終的に売上成長を押し上げるとの見通しを示しました。増加するソフトウェア費用と減少する人件費のバランスを取る戦略といえます。

主力アプリTinderには回復の兆しが見えています。月間アクティブユーザーの減少幅は前年同期の10%から7%に改善し、新規登録者数も2024年以来初めて1%の増加に転じました。第1四半期の売上高は前年同期比4%増の8億6,400万ドルでしたが、次の四半期は横ばいから微減の見通しです。

背景にはZ世代のマッチングアプリ離れという構造的な課題があります。若年層はランニングクラブや読書会といったリアルな場での出会いを志向する傾向が強まっています。Match Groupはこの変化に対応するため、自社主催のリアルイベントを拡充する方針を打ち出しました。CFOのRascoff氏は「Z世代は人とつながりたいが、就職面接のような堅苦しさは求めていない」と説明しています。