Microsoft、幹部退任でAI製品群の組織再編

新体制の陣容

RoslanskyがTeams統括へ
LamannaがCopilotエージェント統括
Davuluriは引き続きWindows担当
Clarkeが新設CTO職に就任

再編の背景

Jhaが35年勤務後に退任
4幹部が6月末からNadella直属に
長期勤続者への早期退職制度も開始
LinkedIn新CEOにShapero就任
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Microsoftは、35年以上在籍したベテラン幹部Rajesh Jha氏の退任に伴い、AI製品を含む主要事業の大規模な組織再編を実施します。Jha氏はWindowsOfficeCopilotMicrosoft 365を統括してきた人物で、3月の退任発表以降、同社はその職責の分割を進めてきました。新体制は今週から段階的に移行し、6月30日のJha氏退社をもって完了します。

LinkedIn兼Office責任者のRyan Roslansky氏は、新たにMicrosoft Teamsの統括も担い、「Work Experiences Group」を率いることになります。同氏は先週、LinkedInの新CEOにDaniel Shapero氏を指名しており、自身はより広範なMicrosoft製品群の統括に注力する体制を整えました。

急速に昇進してきたCharles Lamanna氏は、「Copilot, Agents, and Platform(CAP)」チームを率います。このチームにはMicrosoft 365やDynamics 365の主要サービス、BizChat、OneDrive、SharePointなどが含まれます。ベテラン幹部のJeff Teper氏がアプリ・エージェント担当EVPとして、Kirk Koenigsbauer氏がData Platform and Growth担当プレジデントとして、それぞれLamanna氏の配下に入ります。

Windows・デバイス部門は引き続きPavan Davuluri氏が統括します。また、Perry Clarke氏はApplication SystemsのCTOに就任し、M365とCopilotのシステムアーキテクチャ全体を担当します。Lamanna、Davuluri、Clarke、Roslanskyの4氏は、6月30日からSatya Nadella CEOの直属となります。

今回の再編は、Microsoftが長期勤続者向けに早期退職プログラムを提供するタイミングとも重なっています。年齢と勤続年数の合計が70以上の米国従業員が対象で、WindowsOffice部門には該当者が多数いるとみられます。AIを軸にした組織体制の刷新と人材の新陳代謝を同時に進める動きといえます。