Datadog出身者がAIコーディング新興企業Niteshift設立、700万ドル調達
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AIコーディングエージェントの新興企業Niteshiftが、Greylockのジェリー・チェン氏主導で700万ドル(約10億円)のシードラウンドを完了しました。同社はDatadogの初期エンジニアだったサジド・メフムード氏とコナー・ブラナガン氏が共同創業し、Reid Hoffman氏やDatadog共同創業者のオリビエ・ポメル氏らも出資しています。
Niteshiftの中核にある発想は、AIコーディングにおける大手AIベンダーへのロックイン回避です。メフムード氏はDatadog時代、AmazonのEC事業と競合するためAWSを避けるeコマース企業を多く見てきました。同じ構図がAI業界でも起きていると指摘し、AnthropicやOpenAIが法務・医療・金融など垂直市場に進出する「SaaSpocalypse(SaaS崩壊)」を警戒する企業に選択肢を提供します。
技術面では、Claude CodeやCodexといった主要コーディングエージェントを置き換えるのではなく、プロジェクトの要件に応じて複数モデル間を自動ルーティングする仕組みを構築しています。課金モデルもトークン販売ではなく、クラウドプロバイダーのような分単位の従量制を採用しました。メフムード氏は「我々はAIに対してソフトウェアを売っている」と説明しています。
ただし、参入する市場は競争が激しいのも事実です。CursorはSpaceXによる600億ドル買収提案が報じられ、Cognitionは260億ドル評価額で10億ドルを調達しました。Amazon BedrockやOpenRouterなど大手も競合に名を連ねます。モデル非依存という考え方自体は新しくなく、先行者の優位は大きいといえます。
メフムード氏はこうした懸念に対し、創業チームの実務経験で差別化できると主張します。Datadogをスタートアップから数十億ドル企業に成長させる過程で培った大規模エンジニアリング運用の知見は、AIが生成するコードの実行・テスト・検証を本番環境で自律的に行うインフラ構築に直結すると述べています。