Meta幹部、AI部門再編の失敗を社内で認める
再編混乱を謝罪
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米Metaの最高技術責任者(CTO)アンドリュー・ボズワース氏は6月15日、3月に新設したAI部門の再編が「ひどい(atrocious)出来だった」と社内投稿で認めました。WIREDが入手した文書で、同氏は社員への説明やキャリア支援が不十分だったと述べ、コミュニケーションや昇進機会、さらには軽食の改善を通じて社内文化の立て直しを図る考えを示しました。
問題の中心は、約6500人のエンジニアと製品マネージャーで構成する「Applied AI」部門です。同社は生成AIモデルの改善を目的に3月この組織を立ち上げましたが、WIREDの先週の報道では作業の単調さに対する広範な不満が明らかになり、ある社員はこれを「収容所(gulag)」と表現していました。
ボズワース氏は「専門性や貢献が評価され、キャリアを伸ばせるという信頼を損なってしまった」と謝罪しました。採用の急拡大と縮小を繰り返す中で安定をもたらしていた管理体制を揺るがし、チーム全体を置き去りにしたと認めています。
改善策として同社は、管理職1人あたりの直属部下を約20人に上限を設け、組織再編に伴う上司交代の回数を減らす方針です。経営陣は戦略転換の理由をより丁寧に説明し、希望する社員には「AIコーチング」ツールを提供するとしています。Applied AI部門の責任者マハー・サバ氏も、強制配属された社員が他職種へ応募できるよう方針を転換しました。
なぜ今こうした対応が相次ぐのでしょうか。背景には大量解雇や従業員監視を受けたMeta全体の士気低下があり、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏を含む複数の幹部が近日中に社内で改善を約束しています。ボズワース氏はAIが人の仕事を完全に奪うとは考えないとしつつ、「AIに仕事を奪われるのではなく、AIを使いこなす人に奪われる」との言葉に留意すべきだと述べました。