カナダ年金、印データセンターに1100億円投資
出典:TechCrunch
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カナダ最大の年金運用機関CPPインベストメンツは6月17日、インドのデータセンター事業者CtrlSに最大700億ルピー(約7億4100万ドル)を投じると発表しました。世界の投資家がAIブームを支えるインフラへ資金を投入する中、クラウドとAI基盤の構築で存在感を増すインド市場に賭ける形です。
投資の内訳は、400億ルピー(約4億2300万ドル)でCtrlS株式の8.2%を取得し、残る最大300億ルピー(約3億1700万ドル)をハイパースケール拠点を開発する合弁会社に拠出するものです。合弁の出資比率はCtrlSが52%、CPPが48%となります。
2007年設立のCtrlSはハイデラバードを拠点に、インド国内で15を超えるデータセンターを運営しています。クラウド事業者や企業、そしてAIワークロードからの需要増に応えるため、設備を急速に拡張してきました。
インドはAIインフラ投資の主要な投資先として急浮上しています。アマゾンやグーグル、マイクロソフト、OpenAIが相次いで投資を表明したほか、今月にはブラックストーン傘下のAirTrunkが300億ドルを投じて5ギガワット規模の能力を整備すると発表し、メタもリライアンスと提携しました。
背景には政府の後押しがあります。インド国内のデータセンターで処理する条件で、海外向けクラウドサービスに2047年まで非課税とする優遇策などを打ち出し、デジタルインフラの世界的拠点を目指しています。一方で、独自のフロンティアAIモデル開発は遅れ、基盤技術の多くを米国企業に依存している点は課題です。
急速な建設ラッシュは電力と水資源への負荷を高めるとの指摘もあります。AIインフラ拠点を目指すインドの野心には、こうした環境面の制約がついて回ることになりそうです。