新ゲイ向け出会いアプリGoose、AI偽装宣伝の疑い
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ゲイ男性向けの新しい出会い系アプリGooseが、AIで生成した偽インフルエンサーを使って人気を装った宣伝を展開している疑いが浮上しました。米メディアWIREDが2026年7月1日に報じたもので、勧誘に使われたInstagramアカウントの多くがAI生成の顔写真を用いていたと指摘しています。同アプリはGrindrの代替を掲げ、真剣な交際を求める層に向けて訴求していました。
問題視されているのは、@miles.sumrallなど魅力的な男性を装った複数のアカウントです。いずれも2026年5月に作成され投稿数は10件未満で、フォロー数に対しフォロワーが極端に少ないという偽アカウント特有の特徴を備えていました。AI Image DetectorやGoogleのSynthIDによる検査では、プロフィール写真が90%超の確度でAI生成と判定されています。
これらのアカウントは対象者をClose Friends Storiesに追加したり、直接DMを送ったりして招待コードを配布していました。マーケティング業のDalton Bauer氏は、まったく同じ文面のDMを1週間で3通も受け取ったと証言しています。WIREDは同種のアカウントを2ダース以上特定し、互いに同じ絵文字でコメントし合う不自然な連携も確認しました。
宣伝の効果は大きく、アプリは先週の公開後にApp Storeのライフスタイル無料部門で一時4位に達し、現在も世界で33位につけています。共同創業者のDavid Aliagas氏は元BeRealの成長担当で、Instagram上で複数アカウントを管理する「アンバサダー」を月額1800〜2100ドルで募集し、偽アカウントの買い取りにも言及していました。
法的な観点でも問題は深刻です。広告に詳しいRob Freund弁護士は、実在するかのような偽アカウントを大量に作り宣伝させる行為はFTC指針の下で明白に違法だと指摘します。ニューヨーク州もAI生成コンテンツの開示を義務づける法律を最近施行し、違反企業には初回1000ドルの罰金が科されます。
Instagramを運営するMetaはAI生成物への表示を求めていますが、DMやClose Friendsという非公開の場での宣伝は規制が難しいのが実情です。Chadwick氏やGoose側は取材に応じていません。標的とされた一部の利用者は「ゲイ男性を釣るやり方は非常にうさんくさい」と不信感を示しています。