Anthropic、AI規制強化を米各州に要求
規制強化の主張
透明性法は不十分との認識
第三者監査を義務化する州法を支持
カリフォルニア・NY州法は時代遅れ
対象と反論
対象は大手AI開発企業のみ
Sacks氏は規制の囲い込みと批判
展開差し止め権限は連邦政府に限定
出典:WIRED
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AI開発大手のAnthropicが、米国各州に対しAI規制の一段の強化を求めています。同社の州・地方政府渉外責任者セザール・フェルナンデス氏がWIREDの取材に応じ、2025年に成立したカリフォルニア州やニューヨーク州の透明性重視の安全法は「重要な出発点だが、AIの能力が急速に高まる中でもはや十分ではない」と語りました。約1兆ドルの評価額を持つ新興企業が規制強化を訴える異例の姿勢です。
Anthropicはすでに、第三者監査を義務付けるイリノイ州の措置や、州司法長官に是正を求める権限を与えるマサチューセッツ州の政策を支持しています。同社は大手AI開発企業のみを対象とする法案しか支持していないと強調し、対象は年間売上高5億ドル超などの企業に限られると説明します。
こうした動きには批判もあります。トランプ政権の技術顧問デービッド・サックス氏は、Anthropicが小規模なスタートアップを規制で縛り自社の優位を固める「規制の囲い込み」を行っていると非難しました。フェルナンデス氏はこれを明確に否定し、能力が一定水準に達したAIはすべて同じ枠組みで規制すべきだと反論します。
一方でAnthropicは州の権限に線引きも設けています。安全でないと判断したAIモデルの展開を差し止める権限は、州ではなく連邦政府に限定すべきだとの立場です。連邦法が停滞し州が主導権を握る現状で、同社がAI政策の行方に大きな影響力を及ぼしていることは確かです。