Snapchat、AI完全生成動画をSpotlight推薦から除外

推薦対象の見直し

完全AI生成動画推薦除外
実在の人物による投稿のみ推薦
AI編集ツールの利用は継続可

Snapchatの狙い

独自視点と個人の物語を重視
4月のAI表示抑制方針の延長

AIスロップ対策の広がり

LinkedInの通報ボタン導入
YouTubeの収益化ポリシー厳格化
Metaの写真加工機能撤回
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Snapchatは7月31日、短編動画機能「Spotlight」の推薦アルゴリズムを変更し、AIだけで生成された動画を推薦の対象から外すと発表しました。実在の人物が制作した動画のみを推薦対象とし、いわゆるAIスロップと呼ばれる低品質な自動生成コンテンツの拡散を抑える狙いです。同社はSpotlightを「本物の人間による創造性を発見できる場」として維持したい考えを示しています。

ただし、AIを全面的に排除するわけではありません。同社は、クリエイターが自社のAI制作ツールを使って作品を加工したり品質を高めたりすることは引き続き認めると説明しています。線引きは完全自動生成かどうかにあります。

今回の変更は突然の判断ではありません。同社は4月にもSpotlightでAI生成コンテンツの表示を減らす方針を示しており、今回はその延長線上に位置づけられます。オリジナル投稿へ焦点を戻す一連の取り組みの一環と言えます。

AIスロップへの対応は業界全体に広がっています。LinkedInは7月30日、投稿を「AIスロップのようだ」と通報できるボタンを追加し、SubstackはニュースレターのAI利用を可視化するツールを公開しました。Metaは公開アカウントの写真をAIで加工できるInstagramの機能を、批判を受けて撤回しています。

YouTubeも収益化ポリシーを明確にし、定型的で反復的な「非本物的コンテンツ」や、健康・金融といった繊細な話題を扱うAIペルソナ動画を収益化の対象外としました。各社が競うように基準を引き上げる背景には、量産される自動生成動画がユーザー体験と広告価値の双方を損なうという危機感があります。

経営者クリエイターにとって重要なのは、AIを使うかどうかではなく人間の関与をどう示すかという点です。生成AIを制作の道具として使う分には評価される一方、丸ごと自動生成した動画は主要プラットフォームで露出も収益も得にくくなりつつあります。