タトゥーで即面接のAI創業者、条件ではないと釈明
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中小企業向けAIを手がける米新興企業LemonLimeの創業者ジョーダン・ジーツ氏(24)が、米メディアWIREDの取材に応じ、7月下旬に開いたパーティーでタトゥーと引き換えに面接を提供したとするLinkedIn投稿について釈明しました。同氏は、入れ墨は採用の条件ではなく、希望した参加者には誰にでも面接の機会を与えたと説明しています。
発端は、Y Combinatorの「Startup School」後に開いた自社パーティーの様子を伝える投稿でした。ジーツ氏は会場に「本物のタトゥーアーティスト」を呼び、自社ロゴの入れ墨を入れた人にはその場で面接すると書き、7人が実際に施術を受けたと記しました。投稿の画像がXで拡散すると、「略奪的な企業行動の典型」「権力の乱用」といった非難が相次ぎました。
これに対しジーツ氏は、会場で企業ロゴそのものを彫った参加者はいないと述べます。レモンやライムの図案は用意していたものの、参加者は好きなデザインを選べ、入れ墨は仕事の条件ではないと会場で伝えたといいます。実際にロゴを入れているのは自身だけで、タトゥーを入れた人の多くは仕事の話をする気すらなかった、と主張します。
一方で、タトゥーアーティストを呼んだ狙いの一つがカルチャーフィットの見極めにあったことは認めています。投稿は「半分は本気」で、風変わりな仕掛けを面白がるか嫌がるかで相性を測る意図があったと語りました。批判を読んだ上で、力関係を巡って不快感を持たれた理由は理解できるとしています。
ジーツ氏はスタンフォード大在学中にマスコット役を停職処分となり、前に共同創業した会社ではスカイダイビング中に面接を実施した経歴もあります。LemonLimeには毎日数百件の応募が届き、その8〜9割は「型どおりに真面目」だとして、文化の一致を最優先する姿勢は変えていません。採用の演出がどこまで許されるのか、話題性と応募者が負う負担の線引きが問われる事例と言えます。