人型ロボットUnitree G1、世界的SNSスターに

SNSで世界的人気

Edwardが100万人超獲得
野生イノシシ撃退で拡散
世界各地で同型ロボ活躍

好調な業績

2025年に5511台出荷
初の黒字化を達成
海外売上が43%占める

米国での逆風と課題

FCCが新型の禁輸を発表
多くは遠隔操作で稼働
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中国ロボット企業Unitree(ユニツリー)が開発した人型ロボット「G1」が、世界各地でSNSインフルエンサーとして人気を集めています。ポーランドでは対話型AIを搭載した「Edward」が100万人超のフォロワーを獲得し、米国ではダンスや格闘技を披露する個体がイベント出演で稼ぐなど、同一機種が各地で異なるキャラクターとして活躍しています。Unitreeは2週間後、中国株式市場への上場を控えています。

きっかけは、ソフトウェア開発者のバルトシュ・イジック氏が友人と共に半年前にG1を購入したことでした。当初は言葉を話せず人々に怖がられていましたが、大規模言語モデルに接続してポーランド語で会話できるようにしたところ、一気に人気者になったといいます。今年4月には野生のイノシシを追い払う動画が世界的に拡散し、フォロワー数は急増しました。

同様の現象は米国でも起きています。マイアミ在住のジェイク・クーパースタイン氏は、自ら購入したG1「Brickell Clanker」をワールドカップ観戦イベントに参加させ、話題を呼びました。現在はナイトクラブや企業イベントへの出演で1時間800〜1200ドルの報酬を得ており、より安価な新型「R1」も追加で購入したということです。

Unitreeの好調ぶりは業績にも表れています。同社は2025年に5511台の人型ロボットを出荷し、平均価格は2万5000ドル未満、売上の43%を海外向けが占めました。多くのロボット企業が実証段階にとどまる中、同社は初めて黒字化を達成し、2週間後には中国株式市場への上場を予定しています。

一方で課題も残ります。多くの個体は安全性への懸念から、自律動作ではなく遠隔操作で動かされているのが実情です。さらに米連邦通信委員会(FCC)は7月、中国製の新型人型ロボットの輸入を禁止すると発表しました。既存の承認済みモデルは対象外とされていますが、Unitreeの次世代機は米国で販売できなくなる見通しです。