NanoClaw、Slack連携で1通からAIチーム編成
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オープンソースのAIエージェント基盤NanoClawを開発するNanoCoは、Slack向けの新しい連携機能を発表しました。ユーザーが1件のメッセージを送るだけで、それぞれ固有の役割やアバターを持つAIエージェントのチームをSlack上に立ち上げられるようになります。同社のギャブリエル・コーエンCEOは、今後1年から1年半のうちに「誰もがエージェントの管理者になる」と述べ、企業内での本格的な普及を見込んでいます。
NanoClawの導入自体は、プロジェクトをクローンしてインストーラーを実行し、Slackなどのメッセージ手段と紐付ける流れです。新しいSlack連携では、ワークスペースを一度認証するだけで済み、以降は既存のエージェントが会話の中から追加のエージェントを自ら生成できます。生成された各エージェントは専用のSlackボットとして振る舞い、固有の名前やアバター、トークンを持ちます。
新設されたエージェントは、単発で消える一時的な補助役ではなく、役割や記憶、権限を保持し続ける点が特徴です。Slackのチャンネルやキャンバス上で人間と協働するほか、TelegramやWhatsAppといった他のメッセージアプリからも同じ記憶を参照して応答できます。呼びかけられたときのみ返信する仕様により、エージェント同士が際限なく会話を続けてしまう事態を防いでいます。
競合するAnthropicのClaude TagやOpenAIのChatGPT Workspace Agents、SalesforceのAgentforceも、Slack上で持続的なAI同僚を提供しています。ただしこれらは管理者があらかじめエージェントを構築してからSlackに配置する運用が中心です。これに対しNanoClawは、稼働中のエージェント自身が会話の中で新たな仲間を追加生成できる点で異なります。
NanoClawは2026年1月に元Wixエンジニアのコーエン氏が公開した小規模なオープンソースプロジェクトが出発点で、その後Dockerとの連携やVercelのChat SDK採用を経て、5月には1200万ドルのシード資金を調達しました。現在は25万件超のダウンロードと3万件超のGitHubスターを獲得しており、今回のSlack連携機能もコミュニティ向けに無償で提供されるとしています。