TikTokに生徒制作のAI偽動画、教師標的の嫌がらせ
出典:WIRED
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米ワイアードの取材によると、米国やイギリスの複数の学校で、生徒がAIを使って教師の性的な偽画像・偽動画を作成し、TikTokやSnapchatで拡散させる被害が相次いでいます。被害教師の中には転任や退職を検討する人もおり、生徒との信頼関係が揺らぐ深刻な事態となっています。
カリフォルニア州の代用教員ルイス・デサンティアゴさんは3月、自身の性的なAI生成画像が生徒間で拡散していることに気づきました。画像は本人の写真を加工したもので、複数の生徒が関与を疑われています。学校側に相談しましたが拡散は止まらず、デサンティアゴさんは該当校での勤務を避けるようになりました。
別の中学校教師の女性は、性的な内容を話しているように見えるAI生成動画のなりすましアカウントを発見しました。生徒からの通報でアカウントは削除されましたが、その後は同じ生徒からの直接的な嫌がらせが数週間続いたといいます。アリゾナ州の教員ルーク・レッドさんも、生徒が作成した偽画像を巡り、加害生徒が停学処分を受けました。
英国の職業訓練カレッジで学生指導を担当するアリスさんは、自身が下着姿で踊る偽動画が生徒間で共有されていたと知らされました。関与を疑われた生徒は否定した末に退学し、事実確認はできないままです。アリスさんは生徒との会話で一線を越えられたのではと振り返り、生徒への接し方がより慎重になったと語っています。
雇用問題に詳しい弁護士は、生徒が教師の性的画像を作成・共有する行為は職場での性的嫌がらせに該当すると指摘します。連邦法のTake It Down Actは本人の同意なく性的な合成画像を公開する行為を禁じていますが、学校側の対応方針に明確な基準はなく、学校ごとにばらつきが生じています。