Circleback、無料プラン投入し競合他社に対抗

新無料プランの内容

無制限の会議文字起こし
履歴保存は直近30日間
Apple Watch・Slack連携
有料プランは月15ドル~

競争激化と業績

Wispr・Calendlyも参入
24年に250万ドル調達
1人当たりARR100万ドル超
資金調達は当面予定なし
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米新興企業Circlebackは8月31日、AIによる会議メモ作成サービスに新たな無料プランを導入したと発表しました。これまで同社には無料プランがなく、最も安いプランでも月20.83ドルからでした。今回の無料プランでは、会議の文字起こしを無制限に行えるほか、直近30日間の履歴を閲覧できます。急速に競争が激しくなる市場で、より多くのユーザーに製品を試してもらう狙いです。

無料プランでは、会議の録音のほか、スマートフォンアプリやApple Watch向けアプリの利用、AIを使った文字起こし内容への質問、Linear・Slackとの連携が可能です。一方、全ての外部連携や無制限の履歴閲覧、API・MCPへの完全アクセスを求める場合は、年払いで月15ドルからの有料プランへの加入が必要になります。

背景には、AI議事録市場の競争激化があります。ここ数週間だけでも、音声入力アプリのWisprが独自の議事録機能を投入したほか、スケジュール調整アプリのCalendlyも同様のツールを追加しました。Granola、Read AI、Firefliesといった専業スタートアップも巨額の資金調達を重ねており、Circlebackはこうした動きへの対応を迫られていました。

Circlebackは2023年、Ali Haghani氏とKevin Jacyna氏が創業したY Combinator出身の企業です。2024年に250万ドルを調達して以降は黒字を維持しており、従業員8人で年間経常収益(ARR)は1人当たり100万ドル超、総額でおよそ800万ドルに達しています。

Haghani氏は、これまで無料の試用期間が限られていたことで利用者の離脱が大きかったと説明し、今回の無料プラン導入がその解決策になると述べました。同社はGoogle広告Meta広告に費用を投じておらず、今回の無料プランがマーケティング施策の役割を果たすといいます。資金調達については当面予定していないとしつつも、必要になれば前向きに検討する姿勢を示しました。