Googleなど、AI拠点100GW追加接続構想
出典:TechCrunch
詳細を読む
電力網ソフトウェア企業Emerald AIは9月17日、Google、NvidiaなどとAI Energy Management Alliance(AEMA)を発足させました。データセンターが電力逼迫時に重要度の低い処理を止め、計算負荷を余力のある拠点へ移す仕組みを普及させ、追加で100GW分の接続余地を生み出す構想です。
需要応答は、年間の多くの時間で使われない電力網のピーク対応余力を活用する既存手法です。従来は工場が操業を止めたり、データセンターが予備発電機を動かしたりする代わりに、電力会社から対価を受け取ってきました。
Emerald AIは、ディーゼル予備発電機に頼らず、電力会社からの要請に応じて処理の一時停止や拠点間移動を調整します。電力会社とデータセンターを直接結ぶため、蓄電池のような素早い応答を目指せる点が特徴です。GoogleやEnel Xも関連技術を開発しています。
連合にはAnthropicのほか、AES、Constellation、National Grid、NRG Energyなどの電力会社も参加します。Emerald AIは直近のシリーズAで1億5000万ドルを調達しており、技術を広域展開する資金も確保しました。連合は新たなデータセンター用地の探索も支援する方針です。
一方、柔軟な需要調整だけで電力網の問題をすべて解決できるわけではありません。同社の主任科学者は、新規発電設備の必要量は抑えられても、完全にはなくならないと説明しています。データセンター事業者には、需要応答と電源・送電網への投資を組み合わせる視点が求められます。