企業のAIエージェント、権限管理の遅れが露呈

広がるアクセスの穴

開発者の利用促進は65%
高安全な利用環境は33%
未承認データへの接触41%

求められる統制策

常時権限から短期付与へ
人とエージェントの行動記録
全IDの把握と責任の明確化
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企業でAIエージェントの業務利用が広がる一方、利用権限の把握や承認、停止を担う統制が追いついていません。1Passwordが米国の従業員1,000人を調べた調査では、開発者の65%が利用を推奨・期待される一方、安全な利用方法があるとの回答は33%でした。

権限の過剰付与も課題です。回答者の40%は開発者がシステムや認証情報への恒常的なアクセスを与えているとし、27%は過剰権限を持つ非人間IDによる事故や侵害を経験したと答えました。また、41%の組織でエージェントが未承認データに触れていました。

従来の認証管理は、人のアカウントや予測可能なプログラムを前提にしてきました。依頼を遂行するエージェントは、与えられた認証情報を想定外の用途に使う可能性があり、71%がどのエージェントがどの認証情報を使うか見えにくいと回答しています。人の資格情報で動く場合、監査記録から実際の行為者を特定しにくい問題もあります。

調査では、エージェントのアクセスを一元把握する画面、タスクごとに期限を設ける認証情報、完全な監査記録、行動の責任者の明確化が必要との声が挙がりました。企業には、まずシステムに触れる人・エージェント・サービスアカウントを洗い出し、作業に必要な範囲だけ一時的に権限を付与する仕組みが求められます。

調査は2026年5月26日から6月3日に、従業員250人以上の米企業に勤めるフルタイム従業員1,000人を対象に実施されました。記事は1Passwordが協賛するVentureBeatのコンテンツであり、結果は同社調査に基づくものです。