CopilotKitがAIエージェントUI標準化で27億円調達
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AIエージェントをアプリ内にネイティブ統合するためのオープンソースプロトコルAG-UIを開発するCopilotKitが、シリーズAラウンドで2,700万ドル(約27億円)を調達しました。Glilot Capital、NFX、SignalFireが共同でリードしています。同社はシアトルを拠点とし、従業員数は約25名です。
AG-UIは、AIエージェントがWebブラウザやアプリなどのユーザーインターフェースと通信する方法を標準化するプロトコルです。ストリーミングチャット、フロントエンドツールコール、状態共有といった機能を提供し、人間がループに入る形でのエージェント活用を可能にします。AnthropicのMCPやGoogleのA2Aプロトコルと補完的に機能する設計です。
すでにGoogle、Microsoft、Amazon、Oracleといった主要クラウドプラットフォームが同プロトコルを採用しています。LangChain、Mastra、PydanticAI、Agnoなどの主要AIフレームワークにも統合済みです。企業顧客にはDeutsche Telekom、Docusign、Cisco、S&P; Globalが名を連ね、Fortune 500企業の多くが本番環境で利用しています。
今回の資金調達に合わせ、セルフホスト可能なCopilotKit Enterprise Intelligenceも発表されました。エージェントをアプリ内に完全展開するためのインフラ機能をバンドルした製品です。CEOのAtai Barkai氏は、エージェントがテキストの塊ではなく、企業独自のデザインによるインタラクティブなUIで応答できる点を強調しています。
競合にはVercelのAI SDKやassistant-ui、OpenAIのApps SDKなどが存在します。CopilotKitは特定のスタックに依存しない水平型アプローチで差別化を図っています。企業が求める「選択肢の確保」と「セルフホスト」の両方を提供できる点が、垂直統合型の競合にはない強みだと同社は主張しています。