Qualcomm新XRチップ、XREAL Auraに初搭載

チップの性能

GPU性能60%向上
NPU最大160%向上
片目4.4K・90fps対応
バッテリー最大20%改善
発熱を最大12度低減

搭載製品と展開

XREAL Auraに今秋初搭載
Android XR連携の有線型
AI機能強化が業界の狙い
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半導体大手のQualcommは6月16日、米国で開催中の拡張現実イベントAugmented World Expo(AWE)2026で、次世代XR機器向けの新チップSnapdragon Reality Eliteを発表しました。このチップは今秋発売予定のXREALのAndroid XRグラス「Aura」に最初に搭載されます。スマートグラス向け半導体の性能を底上げし、より高度なAI機能を支える狙いです。

チップは全方位での性能向上が特徴です。GPUは60%、CPUは30%、AI処理を担うNPUは最大160%の性能向上を実現し、片目あたり4.4K解像度・90fpsの描画と低遅延に対応します。これにより、没入感の高い映像表現と、より大規模なLLMを動かすAI機能の両立が期待されます。

消費電力の効率化も大きな進歩です。バッテリー駆動時間は最大20%改善し、高負荷時でも従来世代より最大12度低い温度を保つとされています。スマートグラスはこれまで、本体の大きさと一日中使える電池持ち、そして発熱との間で難しい妥協を迫られてきました。今回の改善は、その課題に正面から応えるものです。

Qualcommは部品メーカーとして、MetaGoogleといった顧客の要求に合わせてチップを設計しています。今回のReality Eliteに加え、2月に発表したSnapdragon Wear Eliteスマートグラスに使えます。前者は表示機能を備えたAI重視のグラス向け、後者は音声のみのグラス向けと、用途で役割が分かれる見通しです。

GoogleもAWE 2026に合わせ、XREAL AURAの予約受付を開始したと発表しました。AURAはAndroid XRを搭載しSnapdragon Reality Elite基盤を採用したXREAL初の有線XRグラスで、同社サイトで予約できます。両チップともAI性能を高めた点は、メーカーがグラスや時計など装着機器にAIを積極的に組み込もうとしている表れだと言えるでしょう。