空間推論AIのGeneral Intuition、約300億円調達交渉
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ニューヨーク拠点の新興企業General Intuitionが、約300億円規模の資金調達に向けて交渉していることが2026年6月18日、関係者の話で分かりました。実現すれば同社の評価額は2000億円超に達し、空間と時間を移動するAIエージェントの基盤モデル開発を一段と加速させます。今回の調達はわずか8カ月前のシードラウンドに続くもので、市場の高い期待を映します。
同社は2025年10月、ゲーム映像の共有プラットフォームMedalから約134億円のシード資金とともにスピンアウトしました。今回の出資者にはジェフ・ベゾス氏とエリック・シュミット氏に加え、既存投資家のKhosla VenturesとGeneral Catalystが名を連ねるといいます。Medal共同創業者のピム・デ・ヴィッテ氏が率い、世界モデルやシミュレーションの専門家らが集結しています。
強みはMedalが持つ独自データです。月間1000万人の利用者が生む年間20億本のゲーム映像を用い、身体性を備えたAIや世界モデルを訓練します。一人称視点の対話的なプレイ映像から学べる点が他にない価値で、機械にリアルタイムの空間的・時間的推論を教える基盤になると同社は主張します。
この独自データはOpenAIの関心も集めており、同社は過去にMedalの買収を試みたと報じられています。関係者によれば、関心を示した大手AI研究所はOpenAIだけではないといいます。世界モデルの領域はRunwayやDecart、World Labs、グーグルのGenie 3などが相次ぎ参入し、競争が激しさを増しています。
ただGeneral Intuitionの戦略は他社と一線を画します。多くの企業がゲームやロボット訓練向けに世界モデルを販売するのに対し、同社はエージェントを訓練するために世界モデルを構築し、エージェント自体を製品とします。調達資金は計算資源の増強に充て、今夏の終わりから初秋にかけて新製品を投入する計画です。