エリック・トランプ氏出資企業、戦闘用ヒト型ロボットを開発
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米新興企業Foundation Future Industriesが、軍事用のヒト型ロボット開発を進めていることが、2026年7月17日に米誌WIREDの報道で明らかになりました。同社のサンカート・パタックCEOは、近く自社ロボットに殺傷能力を持たせる計画を認めており、戦闘のほか物流や偵察、点検への活用も想定しています。米大統領の息子であるエリック・トランプ氏が投資家兼最高戦略顧問として関与している点も注目を集めています。
同社は数百万ドル規模の政府契約を持ち、著名な支援者を通じて存在感を高めてきました。ただWIREDが契約内容を確認したところ、多くは買収した企業や提携先の研究機関から引き継いだもので、独自の新規契約を獲得した形跡は乏しいと指摘されています。フォックス・ビジネスで語られた2400万ドルのペンタゴン契約についても、実態はあいまいだといいます。
Foundationは2024年に設立され、その後ヒト型ロボットで知られる企業ボードウォーク・ロボティクスを買収しました。同社は主力機Phantom MK1をウクライナ軍とともに試験したとしており、実戦を意識した開発姿勢が特徴です。米軍も以前からヒト型ロボットに関心を寄せ、陸軍は軍事用途の技術開発を支援する計画を進めています。
一方で専門家の見方は慎重です。MITのロドニー・ブルックス氏は、複雑で未知の環境で確実に動くヒト型ロボットの実現には10年以上かかるとみています。銃を握るといった物理的な操作や、未知の地形での認識・移動は依然として難題であり、完全自律の戦闘ロボットは遠い夢だとの指摘もあります。
新たな軍事自律システムの配備は、信頼性や致死的判断に人間が関与しない点など、倫理的な課題も伴います。パタック氏は終末論的な懸念は誇張されているとし、戦争をより精密にし巻き添え被害を減らせると主張しています。次世代機Phantom MK2はまず防水・防塵性能の実現を目指す段階にあり、実戦投入までの道のりはなお長いと言えそうです。