AppleのSiri AI、追加利用をiCloud+で有料化検討
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Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は7月30日の決算説明会で、刷新するAIアシスタント「Siri AI」を多く使う利用者向けに、既存のクラウドサービス「iCloud+」の上位プラン購入で計算資源を買い足せる仕組みを検討していると述べました。CEOとして最後の説明会での発言で、クック氏は計画が固まったものではないと断りつつ、有料化の方向性を具体的に示しました。
クック氏は「Siri AIをたくさん使いたい人はいるはずで、iCloud+で上位に引き上げられるようにする。その反応を見ていく」と説明しました。無料枠を設けたうえで利用量に応じて課金する形は、AnthropicやOpenAIなど主要AI事業者が既に採る手法であり、Appleも同じ土俵に乗ることになります。
刷新版のSiri AIはiOS 27のベータ版で先行提供されており、今秋に広く展開される予定です。AppleはAIアシスタントの開発で出遅れ、競合であるGoogleからカスタム版Geminiモデルをライセンス調達してSiriを補強する道を選びました。
開発の遅れは訴訟にも発展しています。iPhone 16のAI機能をどう宣伝したかを巡る集団訴訟で、Appleは2億5000万ドルを支払って和解しました。長年ハードウェアエンジニアリングを率いたジョン・ターナス氏がクック氏の後を継ぐのは、こうした難しい局面です。
もう一つの重荷が部材の供給制約です。AI需要に伴うメモリー(RAM)不足で製造コストが上がり、MetaやSamsung、Microsoft、Sonyが相次いで製品を値上げしました。AppleもMacとiPadの価格を引き上げた一方、iPhoneの現行モデルは据え置いたままです。有料の上乗せをどこまで求めるかは、Siri AIの普及速度を左右しそうです。