YouTuberハンク・グリーン氏、AI利用を不健全と謝罪

謝罪の経緯

動画内の不自然な一言が発端
ChatGPTでの資料調査を認める
登録者320万人の人気配信者

本人の主張

言葉と見解は自分のものと強調
自身を薄めた点は批判に同意
気候変動と経済力集中への懸念

今後の対応

動画投稿の一時停止や頻度削減
ドーパミン依存の自覚と見直し
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チャンネル登録者320万人を抱えるYouTuberのハンク・グリーン氏が2026年8月1日までに、AIチャットボットへの依存を視聴者に謝罪しました。教育系チャンネルの動画台本作成でChatGPTを使っていたことが発覚し、批判が集まったためです。同氏は今後、動画投稿の一時停止や頻度の削減に踏み切ると表明しています。

発端は、教育系チャンネル「Complexly」に投稿された動画でした。グリーン氏が文脈にそぐわない「反論はありがたい」という一言を口にしたため、視聴者の間ではチャットボットの応答をそのまま台本に混入させたのではないかとの憶測が広がりました。同氏はXへの投稿で、強いプレッシャーの下で制作したことと、台本のリサーチにChatGPTを使ったことを認めています。

その後グリーン氏はRedditでより詳しい謝罪を投稿し、「多くの人を失望させた」ことに打ちのめされたと述べました。一方で、ChatGPTの用途は論文や学習資料を探すことに限られ、言葉も見解も自分自身のものだと強調しています。ただし自分自身を薄めているという批判は正当だとも認めました。

同氏は「純粋なAI嫌いではない」と断りつつ、気候変動への影響や、AI企業が経済的な支配力を急速に集中させている点への懸念を列挙しました。最も恐れているのは人々にとっての自分自身を壊してしまうことだとし、衝動をうまく管理できていなかったと振り返っています。

今後は複数のYouTubeチャンネルへの投稿を一時停止するか、頻度を落とす方針です。書くこと自体に手応えを感じた瞑想的な動画や、台本のない率直な語りを増やしたいと語りました。

背景には、LLMとのやり取りから得られるドーパミンが自分にも世の中にも健全ではないという自覚があります。生成AIを使うクリエイターが増えるなか、どこまでを自分の仕事と呼べるのかという線引きが、発信者への信頼を左右する段階に入りつつあります。