Flock監視カメラ銃撃、批判の人気投稿者が発信停止

投稿が招いた破壊

ガードレール活動家のALPR批判
コメント欄に破壊教唆が続出
投稿したカメラ2台が損壊

議会選候補を逮捕

銃撃容疑で連邦議会選候補逮捕
容疑は重罪の器物損壊
投稿には容疑者擁護の声

Flockの全国監査

全国12万台超の設置監査
監査の手法や時期は非公表
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道路の安全を訴えるアメリカの人気投稿者スティーブ・アイマーズ氏が、自動ナンバー読み取り装置(ALPR)に関する発信を無期限で停止しました。7月25日、テネシー州で自身が動画に取り上げたFlock製のカメラ2台が、銃撃されたとみられる状態で壊れているのを見つけたためです。コメント欄では破壊をあおる書き込みが過熱しており、同氏は「トロールをあおりたくない」と語っています。

アイマーズ氏は「ガードレール男」の名で知られ、YouTubeTikTok、Xで合計数十万人のフォロワーを抱えます。17歳の娘を、車を路上へ戻さずに突き刺さったガードレールとの衝突で失ったことをきっかけに、2022年から全国の設置不良を告発してきました。4月からは、ALPRがガードレールに近すぎる位置や、衝撃で折れるはずの標識柱に取り付けられている点を問題視し、対象を広げていました。

反響は本人の想定を超えました。監視の拡大を懸念する視聴者が集まり、カメラの正確な位置を尋ねる声や、金や銀、銅が取れると触れ回る書き込み、具体的な破壊手口を勧めるコメントが相次いだのです。7月24日の動画には「大口径のパイプカッター。静かでバターのように切れる」という投稿まで並びました。

地元警察は逮捕に踏み切りました。メアリービル警察とブラント郡保安官事務所は7月31日、7月14日から22日にかけてALPR4台を銃撃したとして、重罪の器物損壊の疑いでアダム・ハイマーマン容疑者を逮捕したと発表しています。同容疑者はテネシー州で連邦議会選に出馬しているとみられ、逮捕を伝えるFacebookの投稿には「あの男にビールをおごれ」といった擁護の書き込みが並びました。

全米49州に12万台超を展開するFlockは、称賛と実害の板挟みです。同社は7月22日に設置状況の全国監査を約束し、ギャレット・ラングリーCEOはアイマーズ氏を「真のアメリカの英雄」と呼びました。ただ広報担当者は壊された台数や監査の手法・時期の公表を避け、「公共安全機器の破壊は違法で地域を危険にさらす」と非難するにとどめています。

アイマーズ氏はALPRの新規投稿をやめる一方、既存の動画は残す方針です。今後は路側の安全と衝突安全に絞り、プライバシー論議は人権団体に委ねるとしたうえで、最大の懸念は「誰かが怪我をすること」だと語ります。世論の反発が物理的な破壊に転じ始めた今、設置台数の拡大はそのまま運用リスクの拡大でもあります。