SpaceXのAI売上3倍、宇宙事業を上回る26億ドル

AIが収益の柱に

AI売上26億ドルへ3倍
宇宙事業売上は9.6億ドル
AnthropicGoogleへ供給

赤字幅は縮小

純損失1.43億ドルに縮小
AI部門は15億ドルの赤字
設備投資183.7億ドル

Musk経済圏の取引

Megapack購入3.29億ドル
Cursor買収は未完了
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SpaceXは8月4日、6月の新規株式公開後としては初となる四半期決算を発表しました。AI部門の売上高は前年同期の3倍超となる26億ドルに達し、宇宙事業の9億6200万ドルを大きく上回っています。AnthropicGoogleに対する計算資源の提供契約が伸びを牽引し、社名に反してAI企業としての性格を強めた四半期となりました。

全体では赤字が続いていますが、四半期の純損失は1億4300万ドルまで縮小しました。AI部門単体では15億ドルの損失を計上しており、前年同期をわずかに下回る水準です。AI向けの能力増強に伴い、設備投資額は183億7000万ドルに膨らんでいます。

収益構造を見ると、Starlinkの通信事業が42億ドルと最大の稼ぎ頭で、同社で唯一の黒字部門です。宇宙事業では技術開発費が前年同期比で3億8900万ドル増え、Starshipが支出の主因となりました。重量の増したStarlink衛星の打ち上げが通信事業の拡大を左右するため、今回の資料では20機を打ち上げたと説明しています。

AIデータセンターへの投資は、Musk氏の企業群をまたぐ取引としても表れています。SpaceXは第2四半期にTesla製の蓄電池Megapackを2億9500万ドル分購入し、今年の累計は3億2900万ドルに達しました。xAIとの統合前には同社が4億3000万ドル分を購入しており、電池はGPUの需要変動に伴う電力の山を平準化する設備として使われているとみられます。

決算は市場予想を上回ったものの、株価は時間外取引で一時上昇した後に下落しました。企業向けAI製品を担うCursor買収はまだ完了しておらず、Musk氏は規制当局の承認について完了は近いと述べるにとどめています。