Amazonデータセンター、発電所CO2許可が米国最大

発電所の計画概要

テキサス州ペコス郡に新設
天然ガスタービン35基
出力7.65ギガワット
当初は州の送電網に非接続

排出許可の大きさ

CO2年3300万トンまで許可
国内最大の石炭火力を上回る

気候公約への影響

2040年カーボンニュートラル目標
昨年の排出量は16%増
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Amazonが米テキサス州ペコス郡に計画するデータセンターで、電力を賄う併設のガス火力発電所が、年間3300万トンの二酸化炭素を排出できる許可を得ていたことが、8日のニューヨーク・タイムズの報道で明らかになりました。許可量は米国内のどの発電所よりも多く、最大級の石炭火力発電所をも上回ります。AIの計算需要が、大手テック企業の電力調達のかたちを大きく変えつつあります。

この発電所はGW Ranchと呼ばれ、35基の天然ガスタービンで7.65ギガワットを発電する計画です。The Vergeによると、電力は少なくとも当初はテキサス州の送電網につながず、主に新設のデータセンターへ直接供給されます。Amazonは用地を取得済みで、GW Ranchから電力を購入する方針を認めています。

許可量はあくまで上限で、発電所が上限いっぱいまで排出することはまれです。それでも、上限が国内最大の石炭火力を超える水準に設定されている点は、汚染規制の緩さを示しています。データセンターと電源を追跡するCleanviewが、この数字を確認しました。

Amazonは気候誓約(The Climate Pledge)の共同設立企業で、ジェフ・ベゾス氏は2040年までのカーボンニュートラルを約束しています。しかしAI需要に押される形で排出量は数年連続で増え、昨年は前年比16%増となりました。広報担当者はニューヨーク・タイムズに「世界は気候誓約を共同設立した当時とは違って見える」と語りつつ、「私たちのコミットメントは変わっていない」と述べています。

自前の電源を確保する動きはAmazonに限りません。MetaGoogleもガスや石炭などの発電所建設に乗り出しており、トランプ政権はこうした発電所への規制を緩める方向で動いています。一方、Amazonの広報担当者が「テキサスの家庭の電気料金を上げない新しい自家発電で動かす」と説明したように、電気料金を含む地域の反発は無視できず、ニューヨーク州は新規データセンターの建設停止に踏み切っています。