SpaceXAI、アプリを操作する常駐型AI「Grok Bot」を公開

アプリを操る常駐AI

自前PCで24時間稼働
APIやMCP不要の画面操作
実演でルーチンを学習

価格と提供範囲

法人は1席月120ドル
個人向けは月200ドルから
デスクトップとiOSに対応

残る課題と競合

性能ベンチマークは非公開
利用モデルの選択は不可
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SpaceXの一部門であるSpaceXAI(旧xAI)は8月11日、業務代行AIエージェントGrok Bot」の早期ベータ版を公開しました。役割を与えられた「Bot」が専用のコンピューター環境を持ち、業務アプリにログインして人と同じように画面を操作し、完了した成果物を返します。価格は法人向けが1席あたり月120ドル、個人向けは月200ドルからです。

最大の特徴は、APIやMCPを持たないアプリやウェブサイトでも扱える点です。Botは自前のコンピューターで動くため、利用者がノートPCを閉じても作業を続け、承認が必要な場面や作業完了時に戻ってきます。同社によると社内プロトタイプとして始まり、営業開拓やマーケティング、経費処理、バグ修正へと用途が広がったといいます。

操作を実演して見せると、Botはその流れをルーチンとして保存し、以後は手順を繰り返し指示しなくても実行できます。文章の書き癖や例外処理の好みを記憶し、どこで人の承認を求めるべきかも徐々に学ぶとしています。複数のBotを同じスレッドに入れれば互いに作業を引き渡し、上位の「Chief of Staff」Botが専門Botを束ねる構成も取れます。

提供開始は8月11日で、SuperGrok Heavy(月300ドル)、Cursor Ultra(月200ドル)、Cursor Premium Teams(1席月120ドル)の契約者が対象です。SpaceXが6月に600億ドルで買収したCursorのプランに組み込まれ、法人向けには一括請求やSAML/OIDCによるシングルサインオンが付きます。対応OSはmacOSWindows、Linux、iOSで、Androidは近日対応とされています。

一方で同社はエージェント性能のベンチマークを公表していません。早期利用者からは「コードに限らず何にでも使えるエージェント」と高い評価が出た半面、裏側のモデル振り分けが自動で利用者がモデルを選べない点には不満も出ています。Anthropicコンピュータ操作OpenAIのWorkspace Agents、ChatGPT Workなど競合がひしめくなか、差別化の焦点はモデルの賢さより権限管理と実行の予測可能性に移りつつあります。