画面なしウェアラブル拡大、AIが両面で影響
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画面を持たない健康管理用ウェアラブル端末が相次いで登場しており、ガーミンの新型「Cirqa」やグーグルの「Fitbit Air」、ホイープなどが人気を集めています。さらに米ブルームバーグの報道によれば、アップルも独自の画面レス端末を検討中とのことです。米ワイアードは、常時通知が届くスマートウォッチに疲れた利用者の増加と、AI活用の広がりという二つの要因がこの流行を後押ししていると分析しました。
現在市場に出回っている主な画面レス端末には、ランニングの地図表示も確認できるガーミンのCirqa、心拍数の解説にAIを使うグーグルのFitbit Airのほか、ポーラーのLoop、アマズフィットのHelio Strapなどがあります。これらはセンサー構成こそ従来機種と同じですが、画面をなくすことで通知疲れを軽減する設計になっています。
AIはこの流行に二つの形で関わっています。一つは収益源としての活用で、グーグルはFitbit Airの詳細な健康アドバイスを月10ドルの有料プラン「Google Health Premium」に限定しています。カウンターポイント・リサーチのピーター・リチャードソン副社長は、健康管理へのAI活用はまだ発展の初期段階にあると指摘しています。
もう一つの側面は、AIの普及が働き手の技術的ストレスを高めている点です。英ノッティンガム大学のエリザベス・マーシュ研究員は、職場のデジタルツールが通知疲れや燃え尽きを招いていると指摘し、常時オンの働き方への要求が強まっていると説明しています。
マーシュ氏は解決策として「デジタルマインドフルネス」という考え方を提唱しています。目的を持って端末に触れる「意図」、集中を保つ「注意」、失敗した自分を責めない「姿勢」という三つの要素が重要だとしています。画面のないウェアラブルは、通知に振り回されずにこうした習慣を実践しやすい選択肢だといえそうです。