MIT量子イニシアチブ、博士研究員奨学金を新設

新設の背景

Moore財団の助成金活用
量子科学と他分野の融合を促進
次世代の量子研究リーダー育成

プログラムの詳細

物理・化学・材料科学が対象
量子計算やセンシングなど網羅
AIと量子科学の融合研究も視野

今後の展開

2026年度に第一期フェロー始動
秋に次期コホートの募集開始
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マサチューセッツ工科大学(MIT)の量子研究拠点「MIT量子イニシアチブ」(QMIT)は、量子科学分野の学際的研究を加速するための新しい博士研究員向けフェローシップ制度を発表しました。ゴードン・アンド・ベティ・ムーア財団からの助成を受け、若手研究者が物理学や化学、生物学など異分野を横断して量子技術を探求できる環境を整えることが狙いです。

MITのアナンサ・チャンドラカサン・プロボスト(学務担当副学長)は、量子科学が計算やセンシング、材料、通信など幅広い分野で新たな可能性を切り開いていると強調します。こうした制度により、分野を代表する優秀な研究者を引き付けられると述べています。

同拠点は2025年12月に発足した学内横断組織で、量子分野の研究者を結集してきました。化学科教授でQMITの学術ディレクターを務めるダナ・フリードマン氏は、量子の専門性と他分野の視点を組み合わせる研究者から画期的な成果が生まれると指摘しています。

対象となるのは物理学や化学、材料科学に加え、生物学や地球科学の基礎分野で量子研究に取り組む研究者です。量子計算や量子センシング、量子材料、量子シミュレーション、量子ネットワークなど幅広い研究領域にフェローが配置される予定です。人工知能と量子科学を融合させる学際的な研究も視野に入れています。

フェローはMITの電子工学研究所やリンカーン研究所など、学内の主要な量子研究機関と連携しながら活動します。研究担当副学長を務めるイアン・ワイツ氏は、この制度が量子分野の将来を担う優秀な博士研究員への投資になると述べています。第1期フェローは2026年度中に活動を開始し、次のコホートの募集は2026年秋に開始される見通しです。