Meta、SNS写真のAI・顔認証利用巡り提訴

訴訟の争点

無断の生体情報抽出
写真のAI学習利用
認証データの出所

対象と請求

全米数百万人の可能性
故意違反1件5000ドル
差し止め救済の要求

Metaの反論

訴えの根拠を否定
顔データベースを否定
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Metaは2026年9月、イリノイ州とカリフォルニア州の親子がシカゴの連邦裁判所に起こした集団訴訟案で、FacebookInstagramの写真を本人への通知や同意なく生成AIの学習と未公開の眼鏡向け顔認証システム「NameTag」に使い、生体情報を抽出したと主張されました。原告は両州のプライバシー法違反を訴え、全米で数百万人が対象になり得ると見積もっています。

訴状によると、NameTagの顔照合データはFacebookや公開Instagram画像から作られた可能性があります。WIREDは6月、5000万回超ダウンロードされたMetaの眼鏡用AIアプリに同機能のコードが埋め込まれ、顔を生体署名に変えて端末内の顔データと照合する設計だったと報じました。

一方、訴状も、どの画像が実際に生体データ生成へ使われたかはMetaだけが把握し、未開示だと認めています。NameTagは利用者向けに有効化されず、Metaは6月の報道翌日にアプリからコードを削除しました。

訴訟は画像生成モデルのEmuとMuse Imageも対象にしています。MetaはEmuをFacebookInstagramの大量の画像とテキストで訓練したと説明しており、原告は画像に写る人の生体情報を違法に取得したと主張しています。

イリノイ州法に基づく請求は、故意または無謀な違反1件につき5000ドル、過失なら1000ドルか、それを上回る実損額に加え、差し止め救済を求めています。対象候補は2021年9月4日以降にSNSへ画像が投稿された人や、生成AIへの指示で画像を送った人です。

Metaは訴えに根拠がなく、情報利用について透明性を確保してきたと反論しました。NameTagは消費者向けに提供しておらず最終判断もなく、普遍的な顔データベースも構築していないと説明しています。同社は2020年にイリノイ州の別の顔認証訴訟を6億5000万ドルで和解し、2024年にはテキサス州の生体情報収集を巡る請求を14億ドルで解決しています。