Spotify元幹部の音楽新興、550万ドル調達

資金と事業の狙い

プレシードで550万ドル
創業者はSpotify元幹部
消費から参加への転換

遊べる音楽アプリ

音を操作する小型アプリ群
中核はiOSアプリbop
短尺動画への書き出し
共同リミックス版を開発
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Spotifyでイノベーション責任者を務めたMáuhan M. Zonoozy氏が立ち上げたA Vinyl Bar in Shibuyaは2026年9月14日までに、550万ドルのプレシード資金を調達しました。音楽を聴くだけでなく、音や声を操作して遊べる小型アプリを相次いで公開し、若い利用者がゲームや制作ツールのように音楽文化へ参加できる場を広げる狙いです。

出資者にはMantis VC、SV Angel、BoxGroupなどが名を連ね、Spotifyでコンテンツ広告事業の責任者を務めたDawn Ostroff氏は顧問に就きました。Zonoozy氏は、ストリーミングが音楽へのアクセスを解決した一方、体験の多くが依然として消費にとどまると見ています。

同社は実験的なアプリをアルバムの「シングル」のように順次投入しています。ブラウザー上の音の速度やフィルターを変えるSpeed Surfer、格子上で音源を組み合わせるStacks、配置した板で玉をはじいて音を鳴らすDropsなど、操作そのものを音楽体験にする設計です。

より本格的なiOSアプリbopでは、楽器やエフェクトを格子に置き、元の曲からミックスを作れます。テンポ調整や単発効果にも対応し、作品はTikTokInstagramへ書き出せるほか、共同でリミックスするマルチプレー版も開発中です。

同社は最近、指示文から音を作る機能を加えましたが、すべての機能にAIを組み込む方針ではありません。AIで楽曲が大量に生まれるほど、人の好みや視点、参加が重要になるとの考えで、2026年中には楽器作成なども試せる音楽サンドボックス型ミキサーの公開を目指します。