Apple新CEOターナス、AI機器群で次代を模索

新体制の焦点

ターナス氏のCEO就任
折り畳み式iPhoneの初披露
ターナス氏の決断型経営

AI製品の構想

AI機器約6種の投入計画
スマートホームハブ構想
カメラ搭載AirPods構想

残る課題

自社AI基盤の不在
常時認識と社会的懸念
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Appleでは2026年9月、ジョン・ターナス氏がティム・クック氏の後任CEOとして就任後初の大型製品発表に臨み、同社初の折り畳み式スマートフォン「iPhone Duo」を披露しました。Bloombergのマーク・ガーマン氏はThe Vergeの取材で、今後1年半ほどに約6種のAI機器が計画される一方、ターナス氏の成否はiPhoneに続く事業の中核を見つけられるかで決まるとの見方を示しました。

初の基調講演では「intelligent personal hub」を掲げましたが、目立った新AI機能は発表せず、過去2年のApple Intelligenceを語り直す内容でした。ガーマン氏によると、クック氏が協調的な意思決定を重ねたのに対し、ターナス氏は意見を示して判断する経営スタイルです。

ガーマン氏は、最初のAIネイティブ機器として、正方形画面と新OSを備え、利用者を認識して個別情報を表示するスマートホームハブを挙げました。このほか、ロボットアーム付きモデル、2027年投入見込みのスマートグラス、視覚情報を扱うカメラ搭載AirPodsなどが開発中だとしています。

一方、Appleには最先端で競える自社AIモデルがなく、Googleとの提携は自社モデルを再構築するまでの暫定策と位置づけられてきました。ただしガーマン氏は、自社開発の再始動や大型買収、研究者獲得に動く証拠は現時点で見ておらず、第三者との協業を数カ月見極める段階だと述べています。

常時稼働するAI機器には、技術面だけでなく周囲の人がどう受け止めるかという社会的なプライバシー課題も残ります。記事では、watchOS 27の聞き取り機能や将来のカメラ搭載AirPodsを例に、暗号化や非保存だけでは利用者以外の不安を解消できず、Appleは説明を深める必要があると論じています。

ターナス氏の今後3〜5年の製品群は、開発期間が5〜10年に及ぶため、なおクック時代に始まった案件が中心です。その先にiPhoneや現在のAIに代わる新たな中核を打ち出せるかが、新CEOの長期的な評価を左右するとの見立てです。