MIT、若者向け無料AI起業教育を公開
出典:MIT News
詳細を読む
マサチューセッツ工科大学(MIT)の起業支援機関は2026年10月2日、中高生が起業の基礎を自分のペースで学べる無料のAI活用プラットフォーム「Dear Dreamer」を公開しました。短い動画や演習、アイデアへの個別フィードバックを通じ、発想を解決策へ磨く力を育て、2030年までに5万人の若手起業家を支援することを目指します。
Dear Dreamerは、MITで成果を上げてきた「Disciplined Entrepreneurship」の24段階の枠組みを、若年層向けのデジタル教材へ置き換えたものです。10〜14歳の生徒にも理解しやすい事例を用意し、InstagramやYouTubeになじんだ生徒を意識した画面を採用しました。
教材には短い教育動画、対話型演習、利用者のアイデアに応じた個別フィードバックを組み込みました。核となる学習順序はMITのMBAや博士課程向けと同じですが、題材と見せ方を若者向けに変えています。
土台となる手法は世界数百大学で教えられ、関連書籍は50万部超を販売しています。MITのdelta vアクセラレーターでは、この枠組みを使った参加企業の存続・買収率は61%で、累計30億ドル超を調達しました。
狙いは起業家を増やすことだけではありません。曖昧さや変化に向き合い、アイデアを検証しながら解決策へ変える思考法は、大企業で働く場合にも生かせると、センター責任者のBill Aulet氏は説明します。変化の速い時代に若者の主体性をどう育てるか、その入口を無料で広げる取り組みです。