MIT、図書館長Chris Bourgを副学長に任命

任命と基金

図書館長への副学長職付与
寄付による館長職の恒久支援
知識アクセス保護の重視

AIと開放研究

生成AI課題の検討主導
データ集約型研究への支援
学術出版の公平化と開放

改革の実績

Elsevier契約の終了
数百万ドル規模の経費削減
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MITは10月6日、2015年からMIT Librariesを率いるChris Bourg氏を副学長兼Barbara K. Ostrom(1978)図書館長に任命したと発表しました。デジタル化や生成AIで学術情報の扱いが変わるなか、知識と情報へのアクセスを守る図書館の恒久的な重要性を、経営体制と基金の両面から明確にする人事です。

MITのAnantha Chandrakasanプロボストは、副学長という肩書きがデジタル時代における図書館の持続的な重要性を示すと説明しました。Barbara K. Ostrom氏の寄付により、図書館長職には恒久的な財源となる基金も設けられます。

2015年の就任以来、Bourg氏はコンテンツのデジタルアクセス、公平で開かれた学術出版、データ集約型・計算研究への支援を推進してきました。学術コンテンツを生成AIの開発・訓練に使う際の法的・技術的・倫理的課題を扱う作業部会の共同議長を務め、教育・学習・研究訓練でのAI利用を検討する委員会にも参加しました。

開放研究では、2018年のCenter for Research on Equitable and Open Scholarship創設時に所長を務め、MIT Prize for Open Dataや出版社との契約枠組みの整備につながる提言作りに携わりました。MITはその原則に基づき、2020年にElsevierとの学術誌契約を打ち切り、数百万ドルを節減しました。

Bourg氏はHayden LibraryとBuilding 14 Courtyardの大規模改修を完了させ、全学の読書・対話プログラムMIT Readsも立ち上げました。米陸軍将校やWest Point教員、Stanford University Librariesでの経験を経ており、今回の任命で図書館運営と研究情報政策を担う役割が広がります。