MIT教授、AIと資源制約でインフラ再設計を提起

同時進行する圧力

気候変動と資源制約
AIの電力需要と老朽網
途上国で高まる整備需要

新たな設計の視点

水・エネルギー・材料の節約
連結する設備の障害リスク
産官学と金融の継続協議
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MIT土木・環境工学科のアリ・ジャドババイ教授は10月28日、スペイン・マドリードで開かれる世界インフラフォーラムを前に、インフラ整備の転換を訴えました。気候変動や資源制約、地政学的な不安定さに加え、AIの普及と途上国の需要増が重なり、従来型の開発では水、エネルギー、材料を賄えないと指摘します。

デジタル技術やAIは、センサーやデータの活用を通じて設計や運用の選択肢を増やし、より速く低コストで検討できる可能性があります。ただし、AIがインフラをどう変えるかはまだ定まっておらず、成果は今後の選択に左右されます。

電力、水道、通信、交通などは相互依存を強めています。一つの設備や供給網の停止が他のサービスへ波及するため、効率化と同時に、まれでも甚大な障害への備えが課題です。整備は設計・建設だけでなく、資金調達、運営、利用者のニーズまで含めて考える必要があります。

MITの土木・環境工学科は世界銀行グループ、マドリード工科大学、テキサス大学オースティン校と世界インフラフォーラムを共同設立しました。学界、産業界、政府、金融機関をつなぎ、設計から運営までを議論する場を継続的につくる狙いです。

今後の人口増と整備需要の多くは、インフラが発展途上にある国々で生じる見通しです。20世紀型の資源集約モデルを繰り返さず、技術、資金、工学、ガバナンスを組み合わせた新しい進め方を、複数の関係者が築けるかが問われています。