Apple、iPhone写真がAI生成でないと証明する機能を開発中
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米Appleが、iPhoneのカメラで撮った写真だと証明する機能を開発している可能性が浮上しました。9to5Macが2026年8月10日に報じたところによると、iOS 27のベータ5には「Apple Reference Image」と呼ばれる仕組みのコードが含まれ、撮影の瞬間に来歴情報を写真へ埋め込みます。狙いは、その画像がAI生成の偽物ではないと利用者自身が示せるようにすることです。
この機能は現時点で稼働しておらず、ベータ内のプライバシー説明では初期状態はオフとされています。9to5Macによれば、設定アプリの「カメラ」から「Reference Image」内の「Reference Mode」を有効にでき、カメラアプリの新しい「Reference」オプションで撮った写真だけが認証に必要な来歴情報を持ちます。つまり、撮影したすべての写真が自動で対象になるわけではありません。
認証の手続きも自動では走りません。MacRumorsの詳報によると、写真上のReferenceバッジをタップすると、元画像と埋め込まれた来歴データ(センサー署名、撮影時刻、固有のハードウェア識別子)がAppleのPrivate Cloud Computeへ送られ、検証を経て固有IDが付いた認証済みの画像が返ります。認証済みの写真はiPhone、iPad、Macで確認できるとされています。
Appleは検証の過程で写真そのものにはアクセスしないとされますが、センサーのデータは受け取る可能性があります。これにより、不正なセンサーに紐づく画像の認証を拒否したり、過去に与えた認証を後から取り消したりできる設計です。
仕組みとしては、キヤノンやニコン、ソニー、富士フイルム、ライカ、さらにGoogleのPixel 10が対応する業界標準C2PAのコンテンツ認証と似ています。ただしAppleはこれまでC2PAの採用を避けてきた経緯があり、信頼性への懸念が指摘される同標準より自社方式のほうが堅いと判断した可能性があります。
注目すべきは、偽物を検出するのではなく本物を証明するという発想の転換です。Instagram責任者のアダム・モセリ氏も、AI生成物を見つけてラベルを貼るより人間が作った作品を示すほうが現実的だと述べており、今回の動きは人間製コンテンツの表示を後押しする流れに沿うものと言えます。