Automatticの人脈管理アプリMesh、Android版を公開

Android版の作り込み

分割画面とポップアップ表示に対応
折りたたみ端末のキーボード操作
壁紙連動のホーム画面ウィジェット

AIとBeeper連携

人脈検索AI「Nexus」が早期提供
統合メッセージBeeperと連携

課金と利用者層

広告非依存の定額課金モデル
利用者の約7割が業務用途
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WordPress.comを運営するAutomatticは8月12日、人脈管理アプリ「Mesh」のAndroid版を公開しました。Meshは個人や仕事のつながりを非公開で可視化し、連絡先にメモを残したり、次に連絡すべき時期を通知したりするツールで、同社が2025年に買収した「Clay」を改称したものです。Google Playで無料配布し、アプリ内課金で上位機能を提供します。

Android版では、分割画面やポップアップ表示といったプラットフォーム固有の機能に合わせて作り込みました。メールやメッセージを開いたままMeshを参照できるほか、折りたたみ端末やタブレット向けのキーボードショートカット、アプリ内検索、壁紙に応じて配色が変わるホーム画面ウィジェット、端末間のリアルタイム同期にも対応します。

機能面の軸はAIです。早期アクセス中の「Nexus AI」を使うと、「あの企業に知り合いはいるか」「特定の分野に詳しいのは誰か」といった問いかけで自分の人脈をたどれます。同社は音声によるハンズフリー操作や、名刺読み取り機能の改良も試験中です。

Automatticは、統合メッセージアプリ「Beeper」との結びつきも強める考えです。すでにMeshからBeeperで下書きを作ったり、ディープリンクでプロフィールを開いたりできます。共同創業者のザッカリー・ハメド氏は「AIはどうすればより良い友人であること、より良い仕事と個人の関係づくりを助けられるかを考えている」と述べ、数万件の接点を一人で丁寧に扱うのは不可能だと指摘します。

収益はサブスクリプションで、連絡先1,000件までは無料、それ以上は上位プランに移る仕組みです。同社は個人情報を広告ターゲティングに使わないとしています。BeeperなどAutomattic製品とのバンドル提供も検討していますが、現時点で発表はありません。

利用者の約7割は業務目的で使っており、共同創業者のマシュー・アチャリアム氏は、大きなチームを率いる経営層や、濃い人脈を維持したい層が中心だと説明します。個人利用も引き続き視野に入れており、「業務向けに考えた機能はそのまま個人にも当てはまる」との方針です。人脈を貯めるだけでなく、いつ誰に連絡すべきかをAIが示す設計は、関係構築の生産性を扱う道具としてMeshを位置づけています。