Sonyの新AI撮影補助、酷評の実態

実機検証の評価

The Vergeが1週間検証
「見た目通り酷い」と結論
保存価値ある写真はごく僅か
Googleの撮影指南とは別物

機能の中身

撮影前にフィルター候補提示
露出や彩度の過剰調整多用
構図助言なし・効果説明なし
動作不安定で過熱誘発
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米メディアThe Vergeは2026年6月23日、ソニーのスマートフォン「Xperia 1 VIII」に搭載されたAI Camera Assistantを約1週間検証した結果を公開しました。記者は同機能について「ソニーが見せていた通り酷い」と評し、AIによる撮影補助が実用に耐えないと結論づけています。

この機能はカメラアプリの標準モードに組み込まれ、撮影時に画面へ別設定の写真候補を自動表示します。GooglePixelに搭載された「Camera Coach」が構図や焦点の助言を行うのに対し、ソニーのAIはフィルターを適用するだけで、構図の指導も適用した効果の説明も一切ありません。

記者によると、提案の大半は露出・ホワイトバランス・コントラスト・彩度などの基本調整で、しかも過度に強い変更が多いといいます。写真を暗く沈ませたり、ハイライトを白飛びさせたり、セピア調や黄色寄りの色味を頻繁に勧めるなど、Instagramの古いフィルターを想起させる仕上がりだと指摘しました。

提案の出現も一貫せず、自撮りカメラでは非対応、逆光や白い壁では表示されないなど挙動が不規則です。ソニーはレンズの切り替え提案や「最も写真映えする角度」の案内も可能とうたいますが、記者は1週間の検証で一度も確認できなかったとしています。

性能面の弊害も大きいようです。最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しながら動作は不安定で、AI機能の利用がアプリの起動遅延やレンズ切り替え時のフリーズ、さらには過熱やクラッシュを招いたといいます。機能を切ると症状が和らいだとも記者は述べています。

一方で記者は、Xperia 1 VIIIのカメラ自体は大型センサーを3眼すべてに備えた優れたハードウェアだと評価します。それだけに、Appleの写真改変機能のような倫理的問題こそ起こさないものの、AI補助が製品の価値を損なっている点を惜しんでいます。