Google新型99ドル端末でAI健康指導と単純計測を両立

AI機能の使い勝手

Gemini基盤の健康コーチ搭載
毎朝の睡眠と回復度を要約
5〜6時間の初期入力が前提
文脈を忘れる不安定さ
医療記録は本人確認が必要

ハードと料金

価格は99ドルと手頃
基本計測は無料開放
プレミアムは年99ドル
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Googleは6月、AI健康コーチを搭載した99ドルのフィットネス端末「Fitbit Air」を市場投入しました。米メディア「The Verge」のレビューによると、同端末はAI機能を使う人にも使わない人にも応える設計が特長で、Fitbit買収以降で最も賢明な製品と評価されています。

中核となるのは、対話型AI「Gemini」を基盤とした健康コーチです。毎朝、睡眠スコアや回復度を要約したうえで、その日に取るべき行動を助言します。出張や体調不良といった状況に応じて、歩数目標を下げた移動中向けの運動メニューを生成することも可能です。ただし診断は行わず、常に医療専門家への相談を促します。

評価者は、的確な助言を引き出すために5〜6時間を費やし、10年分の医療記録や服薬情報、血液検査結果を手入力したと明かしています。これだけ準備しても、AIは過去の会話を忘れて古いデータに戻ることがあり、歩数目標の変更が反映されないなどの不具合も残ると指摘しました。

コーチ機能はAirの専用機能ではなく、Pixel Watchでも利用でき、将来は他社製ウェアラブルへの拡大も視野に入れています。2025年10月以降、約50万人がベータ版を試し、Googleは100万件超のフィードバックを得て先月に改良版を投入しました。情報源として臨床研究などを提示する点も改善されています。

一方で基本的な計測データは有料化されず、心拍数や睡眠、血中酸素などを無料で利用できます。AIコーチや適応型運動プランを使う場合のみ、年99ドルのプレミアム契約が必要です。バッテリー持ちや軽さも高く評価されています。

記者は、AIコーチの最適な用途を通院の合間を補う道具と位置づけています。同じハードで、AIを使う体験と従来型の単純な計測のどちらも選べる点が賢明だとし、AIをめぐる賛否が割れる健康分野で両者に訴求できる稀有な製品だと結論づけました。